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要件定義の方法
このセクションでは、「作りたいもの」を明確にする方法を学びます。
なぜ要件定義が大切?
AIに「いい感じのアプリを作って」と言っても、いいものはできません。
❌ いい感じのアプリを作って
✅ 毎日の支出を記録して、月ごとの合計を表示するアプリを作って具体的に伝えるほど、期待通りのものができます。
要件定義の3ステップ
Step 1: 誰のために作る?
ユーザーを明確にします。
| 質問 | 例 |
|---|---|
| 誰が使う? | 自分 / 家族 / 友達 / 不特定多数 |
| いつ使う? | 毎日 / 週1回 / 必要な時だけ |
| どこで使う? | スマホ / PC / 両方 |
Step 2: 何を解決する?
アプリが解決する課題を明確にします。
例:買い物リストアプリの場合
課題:買い物に行くといつも何かを買い忘れる
解決:スマホでいつでもリストを確認できるStep 3: どんな機能が必要?
必要な機能を「動詞」で書き出します。
例:買い物リストアプリ
- リストに追加する
- リストを表示する
- 買ったものにチェックをつける
- リストから削除する
- リストを共有する(オプション)
要件定義テンプレート
以下のテンプレートを埋めてみましょう。
markdown
## アプリ名
(仮でOK)
## 誰のため?
- ユーザー:
- 利用シーン:
## 何を解決する?
- 課題:
- 解決方法:
## 必要な機能(優先度順)
1.
2.
3.
4.
5.
## 画面イメージ
- トップページ:
- 入力画面:
- 一覧画面:実践:AIと一緒に要件定義
Claude Codeに要件定義を手伝ってもらいます。
例:アイディアから要件定義へ
こんなアプリを作りたい:毎日の勉強記録をつけるアプリ
これを具体的な要件定義にまとめて。
以下の観点で整理して:
- 誰のためのアプリか
- 解決する課題
- 必要な機能(優先度順)
- 画面構成AIの回答例
markdown
## 勉強記録アプリ 要件定義
### ユーザー
- 資格試験や受験に向けて勉強している人
- 毎日の勉強を習慣化したい人
### 解決する課題
- 勉強したのに記録が残らない
- どれくらい勉強したか把握できない
- モチベーションが続かない
### 必要な機能(優先度順)
1. 勉強時間の記録(科目、時間、日付)
2. 今日の勉強一覧表示
3. 週間・月間の勉強時間グラフ
4. 目標時間の設定と達成度表示
5. メモ・感想の記録
### 画面構成
- ホーム:今日の勉強記録、目標達成度
- 記録画面:勉強時間の入力フォーム
- 履歴画面:過去の記録一覧
- 統計画面:グラフ表示スコープを絞る
全部の機能を作ろうとしない!
2日目の午後(4時間)で完成できる範囲に絞ります。
優先度のつけ方
| 優先度 | 基準 | 例 |
|---|---|---|
| 必須 | これがないとアプリとして成立しない | データの追加・表示 |
| 重要 | あると便利 | 編集・削除 |
| あれば嬉しい | 時間があれば | グラフ表示 |
| 将来 | 今回は作らない | ユーザー認証 |
今日作る範囲
必須の機能だけを作る → 時間があれば重要な機能を追加ワーク:あなたの要件定義
テンプレートを使って、あなたのアプリの要件定義を書いてみましょう。
完成したら、講師に見せてフィードバックをもらいます。
ポイント
- 最初から完璧を目指さない
- まず書いてみて、AIや講師と相談しながら改善する
- 「必須」の機能を3〜5個に絞る
次はセキュリティ・法律に進みます!